忘備録として

アメリカに来て六年。NYに移り住んで五年。
ニューヨークに住んでも、五年以上住まないとニューヨーカーとは言えない。
そう聞いたことがあります。
五年住んで、そういえば自分を「外国人」と意識することが最近少なくなっていた事に気づきます。
いや、正確に言えば「外国人」であることは常に意識し続けてるんだけど、
でも「異邦人」であるとはあまり考えなくなったのだと思います。
移民ばかりのこの街には、玉石混合、全てを受け入れる懐の広さがあります。
沢山修行させてもらったこの街をもうすぐ出ます。
出る前にできる限りのことを尽くすべく、スタジオでの仕事と、自分の作品にかかりっきりになっています。
すっかり慣れたスタジオ、そこにある機材。あったかい同僚、尊敬するボス。
これまたすっかり慣れたクライアントと、彼らの美意識あふれるディレクション。
毎回違う人に会う、自分のドキュメンタリー作品。
色んな人の半生を聞きながら、写真を撮らせてもらう日々。
充実した今に甘えない様に。
一見全てを与えてくれるこの街に頼らない様に。
何かを大事にしても、感傷には浸らない様に。
若い自分にはまだそんな時間はないから。
いつかまた、胸を張ってこの街の人たちに会えます様に。
忘備録として。
Hiro
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You’re currently reading “忘備録として,” an entry on Hiro K. Photography
- Published:
- Wednesday, November 25th, 2009 at 1:23 pm
- Author:
- hirok
- Category:
- Days, Photography, 日本語
